
在宅酸素療法:酸素をおぎなう意味
呼吸不全の患者さんは、酸素が不足しています。したがって、酸素をおぎなう必要がでてきます。
つまり、酸素濃縮器や酸素ボンベを使って、濃縮された酸素を吸うことによって、体の中で不足している酸素をおぎなうことができます。そのため、いきいきとした生活ができるようになるのです。
酸素濃縮器は、「めがね」のようなもの
近視や遠視の方がめがねをかけていない状態では、ものがはっきり見えないために、日常生活がしにくくなりますが、めがねをかけることによって、ものをはっきり見ることができるようになり、日常生活も楽しくなります。
それと同じで、呼吸不全の方が酸素を吸わないでいると、息苦しさや動悸のために、日常生活に差し支えがでてきますが、酸素を吸うことによって、息苦しさや動悸がやわらげられ、快適に生活できるようになるのです。