在宅酸素療法

呼吸不全をおこす病気

肺胞の病気、肺気腫

肺胞の壁がこわれ、酸素をうけとる場所が少なくなり、体の中に入る酸素の量が少なくなります。また、肺胞が弾力を失って、細胞の中に二酸化炭素がたまります。その結果、新鮮な酸素を取り入れにくくなります。

正常な肺胞、肺気腫の肺胞

肺気腫の主な症状、動いたときに息切れがおこります。

肺胞の病気、間質性肺炎(肺線維症)

肺胞に炎症がおきて、肺胞の壁が厚くなります。そのため、酸素が肺胞の外の血管に入りにくくなり、体の中に入る酸素の量が少なくなります。

間質性肺炎の肺胞

気管支の病気、慢性気管支炎<br />

気管支に炎症がおきて、たんがたくさんできるようになります。そうすると、体の中でたんを吐き出そうとする動きがおきて、せきがふえます。また気管支がはれるので、空気の通り道がせまくなって、息苦しさをおこします。

正常な気管支、慢性気管支炎の気管支

肺の病気、肺結核後遺症

若いときに肺結核をわずらった方は、その手術や病気による組織の変化により、肺が小さくなっています。このため、酸素をうけとる場所が少なくなり、体の中に入る酸素の量が少なくなります。

正常な肺、肺結核後遺症の肺